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臨床工学技士のお仕事②

こんにちは。聖隷淡路病院で医療機器の管理をしている杉森といいます(病院で治療や検査に使用される機械を医療機器といいます)。私は臨床工学技士という国家資格をもって働いています。臨床工学技士は常に新しい知識と情報を持って医療に貢献するのが役割だと思っています。今日はそんな私の情報収集の記録をご報告します。

これは毎年東京で開催される日本で一番大きい医療機器等の総合展示会「ホスペックス」です。東京は遠いのですが、新しい医療機器との出会いも多くできるだけ毎回参加するようにしています。


会場の中はこんな感じです。同じ臨床工学技士さんもいますし、購入や設備担当の事務さんも多いです。
ブースで良い物を見つけたら、名刺交換してあれこれお話を聞きます。知らない業者さんにも声をかけ、帰りにはカタログの重たい束がお土産になります。


ちなみに「ホスペックス」は医療機器だけでなく病院の設備や建築の情報も手に入ります。写真は「医療福祉建築賞2012」の受賞作品です。機能だけでなくデザインも重視した病院建築が日本でも少しずつ増えているみたいです。


さて次は兵庫県の臨床工学技士さんの集まりに参加した時の写真です。これ「豚の肺」です。人工呼吸器という肺に空気を送る医療機器に実際に繋げて肺が膨らむところを見てきました。

肺が膨らむ時は風船のように均一に膨らむのではなく、小さな小さな肺胞が順番に広がっていく様子が分かります(動画でなくてスミマセン)。私たちは患者さんの肺に繋がっている機械の管理をしますのでこのような勉強会はとっても大事なのです。



この写真は当院ではありません。中古の医療機器販売店のショールームの写真です。中古医療機器の販売ルートのお勉強と掘り出し物の発掘が目的で見学してきました。このフロアには超音波装置がいっぱいありました。


左の棚は全て内視鏡検査用のファイバーです。比較的古い型が多いですが、現行販売モデルも普通に置いてあります。触らせてもらいましたが、手入れも行き届いております。聞いたところによるとこの棚の製品は1~2月の間で全て入れ替わるとのことです。


医療機器を管理するということはその使い方と注意することと点検方法だけを知っていることではありません。もちろん人間の体の構造や病理学も必要ですし、医療機器も寿命がありますからいつかは新しい物に更新しなくてはなりません。その時により多くの医療機器の情報を常日頃から集めておき適切な選択をすることも重要な管理だと考えています。本日はそんな一例を紹介させていただきました。

さて次回は院内のお仕事の紹介に戻りたいと思います。実は病院で働いたことがある人でも私たち臨床工学技士が普段何をしているか知らない人たちも多いのです。恥ずかしい話ですがホントです。そんな臨床工学技士に少しでも興味を持った方は聖隷事業団内の各施設(特に聖隷三方原と聖隷浜松がお薦めです)を見ていただくとお仕事の内容は詳しく分かると思いますが、これぞ聖隷淡路病院の臨床工学技士!!というのを次回はお送りしたいと考えています。それではまた。
(臨床工学技士 杉森)


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