臨床工学技士のお仕事①
こんにちは。聖隷淡路病院で医療機器の管理をしている杉森です。(病院で治療に使われる機械を医療機器といいます)
私は臨床工学技士という資格をもって働いています。今日は医療機器の中からNPPV装置をご紹介します。
これは呼吸がしにくい患者様に空気を送る医療機器です。使い方は鼻や口、顔全体にマスクをあて空気を送ります。
一例ですが、基本的には患者様へ使用する前にとりあえず自分で実験します。
最初は思ったより強い風圧を感じます。
設定を変えてみたりして、呼吸のしやすさの変化を確認します。
医療機器を管理するということはその使い方だけを知っていることではなく、適応となる病態や解剖学、生理学、薬理学、医療安全などの知識も必要です。その上で適切に医療機器を使用し、安全で安心な医療サービスを提供することが我々臨床工学技士の仕事です。
機会がありましたら、別の医療機器についてもお話したいと思います。
それではまた。
(臨床工学技士 杉森)