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画像診断部

職場の概要

画像診断部は、一般撮影、TV検査、CT、血管造影、MRI、RI、放射線治療の各部門により構成されています。各部門に専門性の高い放射線技師を配置することにより、短時間かつ質の高い検査を目指し業務をおこなっています。

業務内容

一般撮影

一般撮影

一般撮影では、X線を読取装置に照射することで写真を作成します。X線は「物質を通り抜ける性質を持った見えない光」のようなものです。X線は物質を通り抜ける際にその物質に吸収されます。骨や臓器や軟部組織などのX線の吸収差によって生じるコントラストを利用し、白黒の写真を撮影します。撮影装置に到達したX線が多いほど写真上では黒くなります。例えば、肺は吸収が少ないのでX線が通り抜けやすく、黒っぽく写ります。逆に、骨はX線を吸収しやすいため、白っぽく写ります。以上が一般撮影の仕組みです。

X線撮影装置は2012年3月に導入したFPD(Flat Panel Detector)と呼ばれる最新の撮影装置と、従来のCR(Computed Radiography)システムを使用し、質の高いX線写真を提供しています。
FPDはCRシステムに比べ被ばく線量が少ないことが大きな特徴です。最大で約50%の被ばく線量の低減が可能としました。
また、現像作業がなくなり、検査時間が短くなることや、骨折時などはフィルムの入れ替えによる苦痛を伴うことのない検査が可能であることも特徴です。

マンモグラフィー

以前の 乳がん検診では、視診や触診による検診が行われてきましたが、現在はマンモグラフィ導入による検診が行われています。視診や触診のみでは、しこりなどが触れない初期の乳がんを見つけるのは難しいのですが、マンモグラフィでは、症状がない初期段階での早期発見が可能となりました。
早期発見のためには、適切に撮影された『質の高い、良いマンモグラフィ』が求められます。
画像診断部では最新の装置を導入し、患者様が安心して検査を受けていただけるよう専用の待合室も整備した落ち着ける空間を新設しました。
新しい装置はFuji FILM社製 AMULET Innovality です。
画質の向上はもちろん、優しく乳房全体にフィットすることで圧力が分散され乳房全体を広げて固定する事から痛みも少なくなったと好評を得ています。
また、最新の撮影機能であるトモシンセシス(DBT:Digital Breast Tomosynthesis)撮影も可能です。
撮影する際には、圧迫板で乳房をおさえさせていただきますので、痛みの伴う検査です。しかし、しっかりと圧迫をさせていただくことで、よい写真が得られ、さらに放射線の被ばく線量を少なくすることが可能となります。質の高いマンモグラフィを提供させていただくために、どうぞご協力をお願いします。
「検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師」を取得した技師を中心にすべて女性の技師が撮影をさせていただいております。
ご質問・不安なことがございましたら、撮影担当技師にお気軽にお尋ね下さい。

マンモグラフィー

マンモグラフィー

TV検査

日立社製:VersiFlex VISTA

日立社製:VersiFlex VISTA

X線TVは3台のX線TV装置を稼働させ、X線透視診断やさまざまな造影剤を使用したX線画像診断を行っています。
VersiFlex VISTA装置の特徴であるテーブルが常に固定したままで視野移動を行う事ができ、内視鏡検査(ERCP検査等)のテーブルを動かすタイミングが難しい検査が安全に行う事ができます。また、FPD搭載装置であるため患者様の被ばくが著しく低減され、検査目的・検査部位に応じてFPD回転機構を自由に切り替え、上下部消化管検査など幅広く対応することができます。

内視鏡検査

Cアーム装置の特徴であるアームが検査に応じて自由自在に稼動するでき、体位変換が大変な患者様、検査中に体位変換ができない検査に使用することができます。
ひとつの検査例として、脳卒中による嚥下障害の患者様に障害の程度にあわせた摂食・嚥下訓練方法を考える検査に使用され、利用者にバリウム入りの模擬食品を食べて頂き、その時の飲み込む時のノドの動きをX線透視で観察し、障害の度合いを調べています。

体外衝撃波結石破砕治療

ストルツメディカル社製 モデュリスLX-F2

ストルツメディカル社製
モデュリスLX-F2

対外衝撃波結石破砕装置とは、腎・尿管にできた結石を砕く治療のことで、当院では体に傷付けずに体外から衝撃波をあてることにより結石を細かく砕き、尿と一緒に排泄させています。
モデュリスSLX-F2装置の特徴として
  1. 垂直方向からのカップリング(発生源の体への密着)のため、位置づれが少なく、スピーディーに位置合わせが行える。
  2. 治療ヘッド(衝撃波発生源)の口径が大きいため、体表面での痛みが軽減される。
  3. また、体表面より165mmの深さまで治療が可能である。
  4. 周辺組織に影響を及ばさずにパワフルに結石を破砕することが可能である。
  5. 操作室、遠隔室にコントロールパネルを装備しており、全ての操作が各部屋で行うことができる。
  6. また、術者への被ばく量を軽減することができる。

治療前

治療前

治療後

治療後

骨密度検査

GE社製 PRODIGY Advance

GE社製 PRODIGY Advance

骨密度測定検査とは、骨粗鬆症の診断を目的に微量のX線を利用して骨の密度を測る検査です。
当院では2013年3月に新しい装置へ更新しました。
新しい装置では、より少ないX線量で正確な検査を短時間に行うことができます。
新しい装置の特徴
  1. 短時間で高画質、低被ばく、高精度な検査をおこないます。
  2. 通常の骨密度計測に加え、大腿骨の硬さを調べることができます。
  3. 全身の骨密度、脂肪量および筋肉量を調べることができます。
  4. 定期的に検査をおこなうことで、以前の結果と比較することができます。

CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)

CTは、被写体の周囲からX線を照射し、人体を透過した投影データからコンピューターによる画像再構成により断層像を得る装置です。
当院には、マルチスライスCTという最新装置が導入されており(64ch:3台、16ch:1台)、従来のCT装置と比較し、以下のようなメリットがもたらされました。
  1. 撮影時間の短縮
    息止め時間を短縮することができるため、患者様の負担軽減につながります。
  2. 高画質化
    これまで発見しづらかった肺がんや動脈瘤などの早期発見に貢献します。
  3. 撮影速度の高速化
    心臓のような動きの激しい部位の撮影も可能になりました。
  4. 様々な画像再構成
    任意の角度の断面像(MPR)や、脳血管・心臓・骨などの三次元画像(3D)が得られるようになりました。
また、救急室のCTは逐次近似応用再構成法を用いた画像再構成を行っているため、より高画質、低被ばく撮影が可能となっています。

CT

MRI(磁気共鳴画像)

GE社製 1.5TMRI装置2台とPhillips社製 3.0TMRI装置1台が稼動し、常時4~5名の放射線技師が検査を担当しています。
また、緊急検査(主に脳血管疾患)の受け入れも行っています。
検査部位にあわせたフェーズドアレイコイルが各種整備しており、頭部から四肢にいたるまで高精細な画像の提供をしています。また、3Tでは撮影が困難とされていた体幹部においてもマルチトランスミットを備えた当院の3T装置では積極的に行い、医師からも高く評価されています。

MRI

MRIは非常に強い磁気を利用するために、次に示す内容に十分にご注意いただき、心当たりのある方は担当医または検査担当者にあらかじめお知らせください。
  1. 心臓ペースメーカーや刺激電極などを身に付けている方
  2. 体内に脳動脈クリップや人工関節等の金属が埋め込まれている方
  3. 以前に外科手術を受けたことがある方
  4. 妊婦、または、妊娠されている可能性のある方
  5. 閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方

血管造影検査

血管造影検査とはカテーテルと呼ばれる細い管を手首や足の付け根の血管から体内に挿入し、そこから造影剤を注入して目的とする血管の画像を撮影する手技のことです。撮影した血管に病変があった場合には、そのままカテーテルを使用して治療することも可能です。
当院では心臓血管専用機と汎用機の2室で検査・治療をおこなっております。2機ともフラットパネルと呼ばれる高感度のX線検出器を装備しているため、低被ばくで高画質・高解像度の画像を得ることができます。手術室等でも使用可能な移動型血管撮影装置も2台所有しています。

血管造影検査の主な流れ
  1. 撮影室に入室し、検査台に寝ていただきます。
  2. 心電図モニタや血圧計など状態管理に必要な器具を体に装着していきます。
  3. カテーテルを挿入する部位(手首や足の付け根等)に消毒および局所麻酔をします。
  4. 太めの針で穿刺した後、カテーテルを挿入して目的の血管まで進めます。
  5. 目的の血管に造影剤を注入して撮影します。このあと続けて治療に移る場合もあります。

血管造影検査

放射線治療

放射線治療

2010年5月末より新設された放射線治療棟が完成し、放射線治療装置2号機として国内5機目、静岡県初となる最新高精度放射線治療機Novalis Tx(ノバリスTx)を導入して2台の治療機により治療を実施しております。
Novalis Txはドイツ・ブレインラボ社の高精度画像誘導システムと微細なビーム射出部開口部しぼり(マイクロマルチリーフ)を統合した最新型の放射線治療機です。このNovalis Txは3種類の画像誘導装置を備え、治療寝台上で体表の動きを赤外線で、骨格の動きをX線透視画像で、内部臓器の動きをCT横断像で把握し、コンピューター計画時との誤差を0.1mmの精度で位置座標を算出できます。算出したずれをロボット寝台が毎回、自動的に補正し精密な治療を実現します。また呼吸運動のリズムにあわせビーム発射を行う呼吸同期機能も備えています。
従来機では頭部の定位放射線治療(ラジオサージェリー・ピンポイント照射)で1mm以内の誤差を確保するためには頭蓋骨のピン固定が必要でしたが、新型機では不要となりました。 治療計画コンピューターも最新バージョンに更新され、頭部のみならず全身の腫瘍に対し高精度放射線治療(定位放射線治療、強度変調放射線治療:IMRT(回転IMRT RapidArcを含む)、画像誘導放射線治療:IGRT)が可能となります。装置の品質管理を行い、患者様に優しい精度の高い治療を実施していきます。

核医学検査

多くの画像診断は、人体にX線を照射し透過したX線の差を画像にすることで骨や臓器の主に形態を診断します。
核医学検査は、放射能を含む薬剤(放射性医薬品)を少量注射し、細胞の代謝によって目的の臓器に取り込まれる特性を利用し、身体から放出する放射能から画像をつくります。
つまり、X線検査は形態的な診断であることに対し、核医学検査は身体の代謝を反映した検査です。シンチ、シンチグラム、またはシンチグラフィなどと呼ばれています。
ここでは、代表的な検査として、心臓と骨の検査を紹介します。

骨シンチ
骨に集まる特性をもつ放射性医薬品を注射し、約3時間後に撮影をします。
骨の代謝が活発なところに集まる特性を利用しています。全身の骨の観察に適しており、検査時間は30分程度です。炎症性疾患や、肺がん、乳がん、前立腺がんの治療後の経過を診るために行います。

心筋シンチ
心臓は血液を身体に循環させるポンプです。常に動き続けているために多くの酸素や栄養を必要としています。この酸素や栄養は冠動脈と呼ばれる3本の血管を流れる血液によって運ばれます。
冠動脈が狭くなって酸素や栄養を十分に運べない状態を狭心症といいます。主に狭心症の診断、心筋梗塞の診断、心筋症の診断を目的に行い、心筋シンチ、心筋シンチグラフィと呼ばれています。
狭心症の診断では運動や薬剤により心臓に負担をかけ約15分の撮影をし、3~4時間後に安静な状態で15分の撮影し比較をします。
当院では、心臓専用核医学装置で検査を行います。患者さんに優しいデザインで無理のない姿勢で撮影を行うことができます。

心臓専用核医学装置

心筋シンチ

また、心臓CTを行っている場合は、心臓CTと心筋シンチとのフュージョン画像(融合画像)を作成します。血管の狭い領域と血液が十分に行き届いていない領域を正確に診断することができます。また、血管の狭いところを広げるカテーテル検査で、治療すべき血管を的確に治療するために、最近注目されている検査方法です。
心筋シンチは、局所心筋の血流に依存した心筋細胞の代謝を反映した画像が得られます。

冠動脈CT

一方、冠動脈CTは造影剤を使用し、心臓の拍動にあわせて画像を作成するので、冠動脈の走行や狭窄の様子が非常に明瞭にわかります。

フュージョン画像

心筋シンチと冠動脈CTの優れたところを融合させた画像がフュージョン画像です。

心筋シンチ

右の冠動脈に一致した領域で血流が低下している様子がわかりますし、左の冠動脈に一致した領域は、心筋梗塞になってしまった領域を示しています。
また、心筋シンチは心拍にあわせて撮影することで、心臓の動きを観察することができます。
その他に、脳の血流を評価する「脳血流シンチ」、全身の炎症を評価する「ガリウムシンチ」、腎臓の形態・機能を評価する「腎シンチ」など多くの検査を行っています。
また、検査のために投与する放射性医薬品に関しましても、個々の患者さまに応じた適正な放射能により検査をしております。
検査に対するご質問など気軽にスタッフに声をおかけください。

救急撮影(ER)

救急撮影とは、急性期の病態にある患者様に対して、CT検査や一般撮影検査を行うことです。救急診療における画像診断は、低侵襲に客観的患者情報を短時間に提供する有用な手段として広く用いられています。特にMSCT(multi slice CT)の普及と画像処理の進歩によってその重要性は増しています。当院においても2016年9月に64列CT装置「Revolution EVO(GEヘルスケアジャパン)」が導入されました。これにより迅速で安全な検査が可能となり、救急診療の一助となっています。
私たち診療放射線技師は、「救急撮影認定技師」を中心に迅速且つ適切な画像を安全に提供することにより、救急医療チームの一員として機能しています。

学会等実績

2017年度

  • "Utility Consideration of Simultaneous Non-contrast Angiography
    and intraPlaque hemorrhage Sequence in Carotid Arteries"
    第73回日本放射線技術学会総会学術大会

  • Prodiva 1.5T -検査運用-
    PHILIPS MRI先端技術講演会2017

  • Body DWI研究会 -PHILIPSユーザーからの報告-
    第7回Body DWI研究会

  • 1.5T及び3.0TMR装置を用いた4D Flowの精度の比較
    第45回日本放射線技術学会秋季学術大会

  • 頸動脈におけるSNAPシーケンスの検討
    第68回日本放射線技術学会中部支部MR研究会

  • 精密機関における乳腺Tomosynthsisの現状の課題
    第67回日本病院学会

  • 一般撮影における補助具について
    静岡県放射線技師会管理士部会

  • ERにおける冠動脈CT検査の取り組み
    日本臨床救急医学会

  • 救急における逐次近似応用再構成法を利用した低管電圧撮影
    日本診療放射線技師学術大会

  • FPD導入による当院の画質改善について
    コニカミノルタヘルスケアフォーラム in 静岡

  • 放射線治療における超音波膀胱容量測定器の活用
    日本診療放射線技師学術大会

  • 前立腺癌I-125密封小線源治療における線源破損の経験について
    自由に放射線治療について話す会

  • 前立腺癌I-125密封小線源治療における線源破損の経験について
    中部放射線医療技術学術大会

  • 前立腺癌I-125密封小線源治療における線源破損の経験について
    前立腺癌密封小線源永久挿入治療研究会

  • 前立腺癌I-125密封小線源治療における線源破損の経験について
    東海放射線腫瘍研究会

  • 当院での2機種間による体幹部CT撮影条件の検討
    第45回日本放射線技術学会秋季学術大会

  • 心血管撮影装置による線量プロトコル設置と画質チェック
    第10回静岡県血管撮影研究会

  • 放射線部門におけるVINCENTの有用性
    FUJIFILM MEDICAL SEMINAR 2017in静岡

  • カテ室でのちょっとした工夫 ~診療放射線技師の視点から~
    第1回血管カテーテル室内研究会

  • 第12回遠州CT懇話会
    「PCPS挿入中の症例」

2016年度

  • "The effects of the Gadolinium-Based contrast agent
    injection on 4D flow"
    第44回日本磁気共鳴医学会

  • 乳腺MRIにおける冠状断拡散強調画像撮影条件の最適化
    第9回 中部放射線医療技術学術大会

  • "頭頚部領域における静磁場不均一低減を目的とした補助具の
    作成と効果"
    第9回 中部放射線医療技術学術大会

  • 「CALNEO Goの運用とFPD撮影を考慮したRIS連携の最適化」
    月刊インナービジョン2016年4月号別冊付録

  • 「CALNEO Goの運用とFPD撮影を考慮したRIS連携の最適化」
    画像とITの医療情報ポータルサイト「インナビネット」

  • 「胃部検診車における線量と画質の現状把握」
    第32回日本診療放射線技師学術大会

  • 「最新ワイヤレスFPD搭載ポータブルX線撮影装置の実力」~即時性に優れる質の高い撮影と技師の業務効率化の視点から~
    月刊 新医療 第43巻第10号

  • 「物理的評価が示すCALNEO導入による画質向上と線量低減効果」~FPD化で患者様から信頼される質の高い画像提供へ~
    USER'S LECTURE

  • AMULET innovality ~最新技術の有用性 トモシンセシスとトモバイオプシー~
    FUJIFILM MEDICAL SEMINAR2016 in静岡

  • AMULET innovality最新技術の有用性~トモシンセシスとトモバイオプシー~
    FUJIFILM MEDICAL SEMINAR2016 in横浜

  • 当院の放射線治療における品質管理の取り組み
    第9回中部放射線医療技術学術大会

  • 散乱線除去処理[VG.IG]導入におけるRGとの比較
    第32回 日本診療放射線技師学術大会