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聖隷(せいれい)横浜病院は、2003年3月の国立横浜東病院の経営移譲により、社会福祉法人 聖隷福祉事業団が運営している横浜市保土ヶ谷区の中核的医療機関です。

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リウマチ・膠原病センター



リウマチ・膠原病センター 概要

平成28年、新たにリウマチ・膠原病センターが設立されました。
関節の痛みや腫れを主な症状とするリウマチ性疾患や、膠原病などの全身性自己免疫疾患でお悩みの方に、一人一人にもっとも適切で安全な医療を提供します。
そのために、多職種と円滑に連携した診療チームを目指します。
また、多くは、全身の多臓器に障害をきたす可能性を秘めた慢性疾患のため、患者さまの全身管理と生活サポートを継続的に行う必要があります。
何かあったらすぐに相談できる診療チームを築いてまいりたいと思います。



リウマチ・膠原病センター 医師紹介


リウマチ・膠原病センター長
リウマチ・膠原病内科
山田 秀裕

 24年間にわたり聖マリアンナ医科大学でリウマチ膠原病の診療、教育、研究に従事してまいりましたが、還暦を契機に退職しました。平成28年1月より新天地聖隷横浜病院にて、新たにリウマチ・膠原病センターを開設しました。
 リウマチ性疾患や膠原病を患う人々が、安心して最新の医療を受けられるように、一人一人の患者さまに適した安全性の高い医療を提供できるように、私たちは、多職種のスタッフによる診療チーム全体で、この地域の患者さまやご家族のご期待に応えようと、日々努力しております。また、近隣の病院やクリニック、薬局、介護施設などの医療従事者と緊密に連携して、この地域の医療に貢献します。
 今後はリウマチ・膠原病センターでの診療を通じて、残りの人生をこの地に捧げたいと思います。


当リウマチ膠原病センター長・山田 秀裕が掲載されました
詳しくは下のリンクからご覧下さい。↓

掲載情報へ



リウマチ・膠原病内科
医長 伊東 宏

リウマチ性疾患は慢性の病気ですので、患者さまと我々医師の関わりは長期に及びます。その中で患者さまが抱える悩みや不安を気軽に相談できる環境・雰囲気を作れるように心がけています。
当科を受診することで、一人でも多くの患者さまが笑顔になれるように力を尽くしたいと思います。


リウマチ・膠原病内科
非常勤医 花岡 洋成

患者さまの声に耳を傾けて全力を尽くします。
「患者さま中心」の膠原病診療を、ここ聖隷横浜病院で実践していきます。くよくよしない性格が売りです。
一緒に笑いながら病気を治すお手伝いをさせてください。



氏名役職医籍学会認定資格等
山田 秀裕部長1981年難病指定医、日本内科学会認定医・指導医、
日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員、
日本肺高血圧・肺循環学会常務理事、
米国リウマチ学会国際フェローメンバー、
聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科  客員教授
伊東 宏医長2005年難病指定医、日本内科学会認定医、総合内科専門医・指導医、
日本リウマチ学会専門医・指導医
花岡 洋成非常勤医2003年難病指定医、日本内科学会認定医、総合内科専門医・指導医、
日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員、
日本腎臓学会専門医、
聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科  講師


外来診療担当表

【受付時間】午前 8:30~11:00 / 午後 13:00~15:00
  ※診療予定は、都合により変更となる場合があります


月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
午前山田花岡山田山田伊東第2・4  山田
午後山田花岡伊東山田 - -

NEW !!  リウマチ看護外来(予約制)

≪リウマチ看護外来の紹介≫

 リウマチ・膠原病センターでは、関節リウマチをはじめとしたリウマチ性疾患の患者さまで、
当院で生物学的抗リウマチ薬や自己注射薬を用いた治療を受けている方とそのご家族を対象に、
リウマチ看護外来を設けて療養支援を行っています。


 薬剤師と協力し、より良い薬物治療の選択と安全な使用への支援や、感染症予防や緊急時対応法に関する指導、日常生活で患者さまができる工夫を一緒に考えたり、疾患を持ちながら生活する上での社会的支援の調整といったお手伝いをさせていただいています。

診察室では言いづらいことも看護師に遠慮なくご相談ください。
症状についての電話での相談にも対応させていただいています。
お薬のことや体調の変化など、ご自宅で判断に迷うとき、不安なときは遠慮なくお電話ください。
患者さまが安心して日常生活を送れるように、医師だけでなく、院内外の専門スタッフと協力して支援をさせていただきます。


2017年4月21日リウマチ学会学術集会にて研究発表


月曜日~金曜日 9:00~16:00
※緊急の場合は、お電話にてご相談ください


月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
リウマチ看護外来交替制交替制交替制交替制交替制-


季刊誌「聖隷よこはま」(2017年4月号)に、リウマチ看護外来の紹介記事掲載!






リウマチ・膠原病センター 特色


関節リウマチの治療薬

これまでは、慢性の痛みや身体機能障害をきたす難治性疾患と考えられてきましたが、最近10数年で飛躍的に医学が進歩した結果、今では、糖尿病や高血圧症と同様に、生活習慣の改善と薬物療法で正常の日常生活への復帰が可能な時代となりました。
かつては大量に使用されていたステロイドや非ステロイド抗炎症薬(鎮痛解熱薬)はほとんど使用せず、メトトレキサートと生物学的抗リウマチ薬(バイオ製剤)を中心とした治療法を行っております。
8種類以上あるバイオ製剤の特徴を捉えつつ、患者さん毎に適した薬剤と用法用量を選び、副作用のリスクや経済的負担を最小限に減らす工夫を行っております。


関節リウマチの発病予防法、再燃予防法

最新医学の進歩により、関節リウマチも治療法の進歩のみではなく、発病の予防や再燃(落ち着いていた病状が再び悪化すること)の予防法に関する研究が進んでおります。当センターでもこれまでに培われてきた臨床経験を元に様々な工夫を行っております。
ご興味のある方は、是非ご来院ください。


脱ステロイドを目指した治療法

リウマチや膠原病の治療には、これまでステロイドが高頻度に使用されてきました。しかし、長期間内服するとさまざまな副作用が問題となっておりました。近年、ステロイドに替わる新しい治療薬が開発され、保険診療内でも使用することができるようになりました。その結果、ステロイドの内服なしに病気の治療が可能な場合が多くなりました。たとえステロイドを使用する場合でも、できるだけ少なく、可能な限り短期間にとどめるようにしております。


多職種共同のチーム医療の実践

関節リウマチなどの疾患を長期にコントロールしていくためには、多職種の医療スタッフが共同して患者さまのケアにあたるチーム医療が欠かせません。他科専門医のみならず、看護師、薬剤師、リハビリ専門技師、臨床検査技師、ソーシャル・ワーカー、医療事務などが連携しており、いつでもどんな相談にも乗れる体制を敷き、患者さま一人一人のニーズにあったケアを目指したいと思います。


病診連携ネットワークによる包括的医療の提供

リウマチ・膠原病の患者さまには、様々な合併症を持っていらっしゃる方が少なくありません。糖尿病、心疾患、呼吸器疾患、骨粗鬆症、感染症など多彩です。多職種の医療者による協調的な診療が欠かせません。近隣の診療所や病院の先生方との診療連携を通じて、患者さんの全人的なケアを目指したいと思います。



疾患説明

 最新の医学上の根拠(エビデンス)とともに、35年にわたる診療経験から培われた知見を交えて解説します。
患者さまやご家族、医療従事者の方々のお役に立てれば幸いです。
 また、他の医学書やWEBサイトには見いだせない内容もかなり含まれていますので、お楽しみください。

リウマチ性疾患とは?

 人などの生命体は、外傷や感染症などによって身体の一部が傷ついても、痛んだ組織を修復して治癒させる能力があります。これを自然治癒力とも表現されますが、炎症や免疫反応による生体防御反応として理解されております。人間のからだの神秘的な営みの一つであり、医学が進歩した現在でもそのメカニズムについては不明なことの方が多いようです。
 リウマチ性疾患とは、明らかな外傷や感染症が見られないにもかかわらず、関節や靱帯などの運動器に炎症が起き、炎症がいつまでたっても治まらず、しだいに全身に進展していく病気の総称です。
関節リウマチや膠原病が代表的とされる理由は、もっとも重症化しやすく、これまで原因が不明で有効な治療法がなく、身体機能や生命を脅かす比較的稀な疾患であったからです。
 しかし、最近の医学の進歩により、多くの疾患の病態が徐々に明らかにされ、画期的な治療法も確立されてきております。以下に、それぞれの疾患について概説しますので、知識の整理にご利用ください。


対象疾患


関節リウマチ(RA)
全身性エリテマトーデス(SLE)
全身性強皮症(SSc)
皮膚筋炎/多発性筋炎 
混合性結合組織 
血管炎症候群
大動脈炎症候群(高安病) 
巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎) 
結節性多発動脈炎
顕微鏡的多発血管炎 
多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグストラウス症候群)
混合性クリオグロブリン血症 
IgA血管炎 
シェーグレン症候群
抗リン脂質抗体症候群 
リウマチ性多発筋痛症
RS3PE症候群 
ベーチェット病
再発性多発軟骨炎
成人Still病 
自己炎症疾患 
血清反応陰性脊椎関節症
強直性脊椎炎 
反応性関節炎
乾癬性関節炎 
炎症性腸疾患に伴う関節炎  
SAPHO症候群



関節リウマチ(RA)


関節リウマチは、どのように発症するのでしょうか?

人は誰でも、日常生活の中で関節を痛めることが少なくありません。
階段でつまずいたり、転んであちこち打ったり、ひねったり、スポーツで肘や手首や足を痛めたり、正座した後に膝や足首が痛んだり、重い荷物などを運んで指が痛くなったり、数限りがありません。
この痛みや腫れは、痛んだ組織を修復するための炎症反応です。しかし、多くの場合、しばらくすると自然に治ります。神秘的な自然治癒力の恩恵です。図-1をご参照ください。<RA 図-1-①>
 ところが、リウマチ体質を持った人たちは、治りが悪く、いつまでたっても関節の腫れや痛みが引けません。そのうちに痛めたところ以外の関節にも炎症が飛び火し、次第に多数の関節に炎症が広がります。<RA 図-1-②>
関節の炎症が3〜6ヶ月以上遷延すると、その関節を構成する軟骨や腱・靱帯などの支持組織や骨が徐々に浸食され、破壊されます。その結果、関節が変形し、機能障害が戻らなくなってしまいます。これが、関節リウマチという病気の発症から進展過程です。



<RA 図-1>


では、リウマチ体質とは何でしょうか?

 組織の炎症が自然に治るのを妨げる要因の一つとして、自己免疫現象が知られています。関節リウマチの場合、シトルリン化ペプチドに対する自己抗体(抗CCP抗体)などがその一部を反映します。抗CCP抗体以外に抗カルバミルペプチド抗体なども最近明らかにされています。(RA 図-1-③)
 これら自己抗体の抗体価が高ければ高いほど、また自己抗体の認識する抗原エピトープの種類が多彩になればなるほど、リウマチ体質の度合いが強くなります。そしてリウマチ体質が強くなるほど、関節の微小な外傷などをきっかけに関節リウマチを発症しやすくなると考えられております。


リウマチ体質や自己抗体は、どこで作られるのでしょうか?

 人のからだは皮膚や粘膜面を介して外界と接触しております。大気中の微生物や汚染物質は鼻腔や気道から肺の中にまで侵入します。食物やそれに含まれる微生物は、口腔粘膜から消化管に入り、最終的に出口から排泄されます。
この外界と接する皮膚や粘膜の表面には膨大な種類と量の微生物、特に細菌叢(ミクロビオーム)が存在し、ふだんは共存共栄しています。
最近の研究で明らかになってきたことは、ミクロビオームの何らかの変調とそれに対する人体の免疫反応が粘膜表面で微細な炎症反応を引き起こし、その炎症が繰り返し遷延するうちに、自己免疫現象が誘発され自己抗体が産生されるようです。(RA 図-1-④)
また、このような自己免疫現象の起きやすさは、遺伝的な素因にも影響されます。関節リウマチになりやすい遺伝子素因として、現在40種類以上の遺伝子多型が報告されています。
医学の進歩により関節リウマチ発症のメカニズムがさらに詳細に明らかにされ、早期診断・治療よりも発症予防が可能となる日が近いと思われます。


関節リウマチが、再燃、増悪しやすいのはなぜでしょうか?

 粘膜面でのミクロビオームとの共生関係が破綻した例として、慢性副鼻腔炎、細気道病変/気管支拡張症、歯周病、慢性の便秘などがありますが、これらはいずれもリウマチ体質を支える自己免疫現象の母体となり、関節リウマチの増悪因子でもあります。
これらの粘膜病変を治療すると関節炎が緩和することも多数例で経験されます。生物学的抗リウマチ薬などの治療薬の進歩に伴い、関節炎症状が全くなくなる状態(臨床的寛解)にまで改善することが可能となりました。しかし、治療を中断したり緩めたりすると再燃増悪することがしばしばです。
このことは、現在の治療法では、炎症の炎を鎮火させることはできても、炎症の源であるリウマチ体質という地下からのマグマを抑えられないことを示しています。
今後の研究の進歩に伴い、近い将来、ミクロビオームとの緊張関係を緩和し、リウマチ体質を改善することにより、リウマチの再燃を予防し、さらには発症リスクのある人から関節リウマチ発症を予防することも可能となるでしょう。


症状

 起床時の手指のこわばりや痛み、朝の歩き始めの足裏の痛みなどがよく見られます。
たった一箇所の関節の腫れや痛みから始まることもよくあります。
発熱とともに多数の関節痛で急性に発症することもあります。
関節一箇所が腫れても数日で治り、しばらくすると他の関節が腫れて痛む、といった移動性の関節炎を繰り返すうちに、しだいに持続性の関節炎(関節リウマチの特徴)となる場合も見られます。
関節リウマチの症状は、特に発症早期では人によって大きく異なります。早期に診断し、早期に適切な治療をすることが身体機能障害を回避するために最も重要です。
鎮痛薬で痛みが治まったらそれで良いと安心していると、気が付いたら関節が破壊されていた、という事例がいまだに後をたちません。
したがって、上記のような症状が見られた場合、速やかにリウマチ専門医の診察を受けることが大切です。


各疾患の詳細な説明が、ご覧いただけます。 (随時更新)

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